思い出は海の中へ
私:海行くよ
嫁:いつ?
私:今でしょ
嫁:急に言われても・・・
私:ねぇ 〇〇ちゃん(長女) 〇〇ちゃん(次女) 海行きたいよね~?
子供:行きたい。行く行く
私:急いで用意していくぞ。
ある日曜日の会話です。
私の性分、その時思ったら、行動せずにはいられない。前もってこうするとか決めるよ
りその時の気分や調子によって行動することが多いのが私である。
この性格を自分で美化しているわけではないが、楽しいことも多いと考えている。
しかしよく考えてみたら、相手の事はあまり考えてない事に最近気づいた。
言うならば自分勝手というらしい(*^-^*)
そして最近は子供の同意を得て相手を誘導し、自分の思いを通すという卑劣極まりない
言動をとる事を覚えたらしい(*^-^*)
子供の為と思ったら頑張る嫁。優しい嫁であり最高のお母さんである。
というわけで、今年初の海に出かけました。
車の移動中、子供達はアマゾンプライムビデオでダウンロードした、長女の好きな
「おそまつさん」を観ながら優雅にパピコのコーヒー味を食べている。
バックミラーで後部座席の嫁を見ると、何かもぐもぐ口を動かしている。
私がバックミラーで後ろを見ていることに気付くと嫁の口はピタッと止まる。
そして無言で少し睨んでいる?威嚇しているように見えたのは私だけだろうか。
やつ(嫁)は俺に黙って絶対美味しい物を食べているに違いない
そして嫁は物乞いをしている私にさっと渡して来たものがあった。
私は運転中なので手だけ後ろに回した。そして手に受とった物は・・・
パピコの切り口の上部の少しだけアイスが入っている部分
しかも長女と次女の2つ分
「もう一度バックミラーで後部座席の嫁を見ると、微笑んでいた。」
そんなこんなで海に到着。気温は30℃越え? 暑いわ~
でも海に入れば気持ち良い。浮き輪でプカプカ浮いたり、箱メガネで水中を覗いたり
して楽しんだ。砂浜では、長女が2歳くらいだった時に買ったアンパンマンの
砂場セットで長女も次女も穴を掘ったり、山を作ったりして遊んだ。
(この砂場セットはアンパンマンの柄で可愛く子供にとったら使って楽しいだろうし、宝物になっていた)
そして思いっきり遊んで夕方になったので帰る用意をして水場で浮き輪やさっきまで遊
んだ砂場セットを洗おうとした時、ばいきんまんの掘る道具だけない事気付いた。
すぐさま私だけでさっきまで遊んでいた砂浜戻り探すが見当たらない。
波に持っていかれたのか、見つけきれてないのか、人に盗られたか?
わからないがとにかくない。あきらめよう・・・
ばいきんまんの掘る道具 思い返せば初めての子供の長女が手にしたもの、これまでに
いろいろな公園に持っていき、思い入れのある遊び道具。
物自体はそんなに高額な物ではないが、何かさみしい気持ちになった。
子供も今度また探そうねと言ってくれているが、次に来た時にまだある確率はほとんど
ないだろう。
そして何かさみしい気持ちになったのは今回が初めてではない。
長女を連れて福岡のアンパンマンミュージアムに行ったときに買ったコキンちゃんの
ストレッチボール。(4人子供がいれば全種類集めたい。やわらかくしっかり弾み、手て掴みやいす。サイズも45cm程度で大きく可愛い)
このコキンちゃんのストレッチボールは結構しっかりしていて、よく子供と遊んだもん
だ。しかし少し前になるが、仕事から帰るとこのボールがしおれていた。
嫁に聞くと長女が、何かペンみたいな先がとがった物でボールを刺して破けたらしい。
長女はボールに何か尖った物を刺したらどうなるか興味本位でやったのかもしれない
しその気持ちは十分理解できる。
しかし何かさみしいというか・・・・
でも大事な事は、物がなくなってさみしい気持ちになる事ではない。
今日という日を、子供たちが覚えていてくれて楽しかった思い出としていつまでも
忘れないのであれば、物がなくなったり壊れて使えなくなっても構わない。
あの時子供が家族の笑顔を忘れなければそれが一番よい。
そして私も「もう一度バックミラーで後部座席の嫁を見ると、微笑んでいた顔」も忘れ
ない